外貨預金とFXの違い#1

今回は「外貨預金」と「外国為替証拠金取引」の違いと共通点、メリット・デメリットについてご紹介しましょう。

まず「外貨預金」は外国為替取引の一つで、銀行で外貨を買い、これを口座に預け入れておくというものです。この外貨取引は専門業者を通さずとも、普段利用している銀行で手軽に行えるので、比較的手軽に始められるのが特徴です。

外貨預金が人気を集めている理由の一つが、日本の超低金利にあります。普通に銀行に預けていた場合、ほとんど利息が付かないのですが、金利の高い外国通貨で預ければ利息がその分増えるわけです。銀行に預けておいてもほとんど増えることのない円でお金を持っているよりも、より金利の高い外貨で持っておく方が有利な資産運用であるというわけです。

また、外貨預金による収入は金利だけではありません。外貨は為替相場の変動によって日本円に交換したときの価値が変化します。つまり、「円高」時に外貨を買って預け、「円安」時にこれを日本円にして引き出せば、金利とは別に『為替差益』を得ることができます。

例えば、1ドル100円のときに1万ドルを100万円で買い、銀行に預金しておきます。その後、1ドル105円まで「円安」が進んだときに、預金しておいた1万ドルを日本円に交換すると105万円になります。この場合、1万ドル購入時の100万円と比べると5万円増えたことになります。これが「為替差益」ということになります。(もちろん、円高が進んで1ドル95円になった場合には、5万円減るので、為替差損となります。)

手数料無料のFX業者の仕組みとは?

FX業者を選ぶ際に、ポイントとして挙げられるのが「手数料無料」というものです。つまり、売買手数料がかからないということですが、どうやって為替業者は利益を得ているのでしょうか。

実は、為替取引にはもともと『売買スプレッド』があります。この売買スプレッドとは、買値と売値の差のことです。

例えば、為替投資家がアメリカドルを買うときのレートは、1ドル=100円55銭なのに、売るときのレートは、1ドル=100円50銭だったりします。投資家にとってその5銭の差は不利に働きますが、FX業者にとっては利益になります。このわずか数銭の利益を積み重ねることによってFX会社は手数料無料でも利益を出すことが出来るというわけです。

しかし、FXの為替業者が手数料無料で利益を出していくためには、顧客から多くの注文をもらって、それを正確にさばく技術、経営陣の経営センスが必要となります。それ故、投資家は、「手数料無料だから」といって安易に為替業者を選ぶのではなく、手数料無料の会社は特に、財務基盤の健全性や透明性、経営陣の質の高さをチェックして業者を選ばなければなりません。

FXの為替業者を選ぶポイントとして、手数料無料や売買スプレッドの大きさは大きな要素です。しかし、業者が抱えている顧客の数も同様に大切な要素になります。基本的に顧客数が多ければ、仲介手数料が多く入るので、業者が儲かっている可能性が高く、財務基盤がしっかりしていると考えられるからです。

為替が熱い!

昔は投資といえば、株式投資が中心でした。自分で情報収集して銘柄指定で株を買うこともできますし、投資信託やETF(指数連動型上場投資信託)による運用もあります。

そうした投資の選択肢の一つが、為替相場を利用した「外国為替証拠金取引(FX)」です。外国為替証拠金取引とは外国為替の売買を、一定の証拠金(保証金)を担保に、その証拠金の何倍もの取引金額で売買が行える金融商品です。

外国通貨の売買単位は、アメリカドルの場合1万ドル、又は10万ドルといった単位で行います。『1ドル=100円』とすると、1万ドルは100万円、10万ドルは1000万円の売買を行うことになります。外国為替証拠金取引の長所は、少ない証拠金を担保にして大きな売買が行え、為替差益による大きな収益を得るチャンスが期待出来るところにあります。もちろん、その代償として大きな損失を招く可能性があることも覚えておかなければなりません。

現在では、為替取引を仲介する業者が多数あり、業者それぞれが様々な特典を競いあっている状況なので、比較的始めやすいのも外国為替証拠金取引がおすすめな理由の一つです。しかし、為替業者選びの選択肢が多いということはどの為替業者を選んだらいいのか、難しいというのも正直なところ。

当サイトでは、為替の初心者の方に、外国為替証拠金取引の基本をご紹介するとともに、為替業者の選び方についてもアドバイスをしていけたら、と思っています。

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